1.なぜ、化学物質や農薬含有の建材を使用すると危険なのか?

先日、ある教会で一部内装工事をするので、建材等の選定について相談があり、教会こそ、老若男女や幼児までが安心して祈りにこれるような場所で、そのためには、使用する建材で室内の空気汚染がないようにしなければと神父さんにお話ししたところ、やはり、今までにお祈りに来た方で、建材の臭いが気になって来られないと帰られた方が数人いたとお話しがありました。
内装を検討していく上で、合議制で進めていくので、化学物質や農薬が含有している建材等の問題を、長老の方たちにわかってもらう必要があるので、資料を造ってほしい依頼があり作成いたしました。
この資料は、住まいづくりで、化学物質や農薬含有の建材を出来るだけ排除し、健康で安全な住宅づくりをする上でも参考になりますので、さわりを何回かに分けて取り上げます。

1.なぜ、化学物質や農薬含有の建材を使用すると危険なのか?
私たち人間は、空気を吸い込み、肺で酸素を体内に取り込み生命を維持しています。
私たち人間が、1日に摂取する空気の量は、一般的な成人で約20㎏といわれています。
体重50㎏の人で
1回当たりの平均換気量が約0.5㍑といわれています。
1分間の呼吸数を約20回としますと、1日の呼吸量は、0.5㍑×20回=10㍑。
10㍑×60分/h=600㍑。600㍑×24時間/day=14,400㍑。
"(空気の質量…ふつうの状態で1リットルあたり1.29g)
"
14,400㍑×1.29g/㍑= 18,576 ㌘ ⇒ 約20㎏
14,400㍑は、換算しますと約20㎏になります。
一般成人が1日にとる食べ物の量が約2kgですから、食べ物の約10倍もの量の空気を吸っているのです。
国連の専門委員会は、1996年に「建材と健康」を作成し、室内空気質(IAQ)に影響し、健康に影響を及ぼす可能性のある因子として、次の汚染源を挙げています。

環境因子        汚 染 源
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科学的因子 二酸化炭素、一酸化炭素、窒素酸化物、二硫化硫黄、オゾン。
       塩素、鉱物繊維、鉛粉塵、粒子状物質(ばい煙、たばこの煙)
       揮発性有機化合物(ホルムアルデヒド、有機溶剤、殺虫剤など)
------------------------------------------------------------------
生物的因子 細菌(カビ、ウィルス、菌類、バクテリア)、原生動物(寄生虫)
       植物花粉、ダニ、虫、ラットやマウス、ペット(皮膚片、毛)
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私たちは、一般成人で、1日約2㎏の食物を食べますが、口から入るものには、多くの注意をはらっています。
特に、汚れや残留農薬などには注意をはらって、食べています。食物は、まず、口に入り、そこで腐食や変な味覚や異物があれば、はき出したりして未然に危険を回避することが出来ます。
さらに、胃に入り、異物であれは嘔吐をして吐き出します。そして、有害な物質を摂取したとしても、肝臓を通ることである程度、解毒する機能を私たち人間は持っています。
しかし、食物の約10倍の量を摂取している空気はどうでしょうか?
画像

鼻や口で吸い込んだ空気の中にある汚れ(煤煙、粉じん、花粉やダニのフンなど)は鼻毛や気管支の繊毛などで捕らえてくれますが、化学物質などは肺まで届いてしまいます。
空気は肺から直接血液に溶け込み、汚染された血液が脳や体内の隅々まで行き渡り、中枢神経などの神経まで悪影響を与えます。直接、血液に張るため解毒されません。
もし、その空気が、表-1、表-2、表-3の問題のある化学物質や環境ホルモンで汚染されていたらどうなるでしょう。(http://www2u.biglobe.ne.jp/~woodhome/oto1.html を参照)

それらの、建材から発生する揮発性有機化学物質(VOC)は、のどや気管、鼻粘膜などの粘膜を刺激したりしますが、肺から直接血液に溶け込むため、最後は、非常にわずかな量ですが、神経系を犯しながら脳にまで達して悪影響を与えることがわかっています。
このように、空気の汚染は大変重要なことなのです。
アメリカの環境省(EPA)の報告によると、都市の外気よりも、車の中や家の中、オフィスなどの室内空気汚染の方が汚染されているとの報告があります。
私たちは、1日のうち、平均して約90%を住まいやオフィスや工場などの室内で過ごしていると考えられ、多くの人にとっては、室内の空気汚染の方が大気汚染の方が健康へのリスクが高いのです。
そのため、シックハウス症候群や化学物質過敏症などを発症する人達の多くは、建材から発生した揮発性化学物質で汚染された新築間もない空気質の環境で、長時間生活している主婦や幼児、子供、老人の人達が方が多いのです。
幼児や老人の方は免疫力も弱いことも発症しやすいのかもしれません。
ドイツ人の医師であり、自然研究家のパラセスサスが、「住宅は第三の皮膚である」と提唱していますが、私たちにとって、『第1の皮膚は自分自身、人間の皮膚で、第2の皮膚は衣服、そして第3の皮膚は住宅』というように、私たち人間にとって、身近で、体の一部のように、安全で健康な器でなければならないことを言っているのです。
さらには、皮膚のように呼吸することも求めているのです。
次回は、2.なぜ、私たちは化学物質に悪影響を受けるのか?を投稿します。



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