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zoom RSS マンションは終の棲家になるのか!

<<   作成日時 : 2017/04/20 17:44   >>

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*「終の棲家」とは…!

誰にとっても、自分自身の一生の幕を閉じるにふさわしい、あるいは、望む場所があるはずです。

そして、その多くは、やはり 「我が家」と言うことになるのではないでしょうか。

先日、テレビ画面の向こうから、年老いた老夫婦の山小屋のような住まいでの生活が映し出されていました。

畑を耕し、薪を割って火を燃やし、桶に汲んだ水を肩に担ぎ、曲がった腰をヨイショとのばしながら…、しかし、顔には苦痛の「く」の字も感じられず、二人がまるでそれを楽しんでいるかのように見える様子に、目を見張るばかりでした。

ある時、片方の具合が悪くなり、一時入居した老人ホームにいても、「テレビの前に座って、何もすることがなくなれば、後はボケルだけ…!!」と、子供たちの反対を押し切り、二人の山小屋へと帰っていきました。

「人間やることがなくなったらおしまい…、ここでの生活を、つらく、苦しいなどと思ったこともない」と、自分で汲んできた水を、薪で燃やして沸かしたお風呂に、気持ちよさそうにつかりながら 語っていたおじいさんの横顔がとても印象的でした。

自分の一生は、自分自身が評価するものです。

山の中での生活に苦痛を感じ、何でこんな年老いてまで…、と感じる方も中にはいるでしょう。

それは、人それぞれの価値観の違いであり、仕方のないことですが、誰にも左右されず、自分たちの生きたいように生きているこの夫婦をうらやましいとさえ思いました。

住まいとは、私達が一生を生きていくためになくてはならないものの一つです。

当り前のように帰ってきて、寝起きをし、生活している私達は、あらたまって、住まいを思う…というようなことはしないと思います。

でも、ふとした時に『やっぱり我が家が一番』と思えることが何よりも大切であり、そう思わせてくれる家を造り、育てるのはそこに住む人達自身であるということも忘れてはならないと思います。

 この世の中、自分のやりたいように、生きたいようにできる人の方がはるかに少なく、とかく何かに縛られ、窮屈な思いをしながらも踏ん張っている数多くの人達がいるはずです。

 でも、「住まい」とは、他ならない、自分と大切な家族だけの、パートナーです。

何にとらわれることなく、自分自身の思うまま、自分だけの世界にたった一つしかない、自分と家族のオリジナルな住み家(すみか)を造って頂きたいものです。

「お金」という多い少ないという、経済的な負担や、住宅ローンとという支払いは必要かもしれませんが…。

それが、あなたにとっての最高の終の棲家であることは間違いなく、一度しかない人生の満足いく時間を過ごすことができるのではないでしょうか。

■「マンション」永住を考える前に…!。 

 その家庭によって住まい方が違うわけですから、当然のことながら、住まいにも色々な住み方、住宅の種類があります。

上下階の振動や騒音、あるいは庭がない等の理由により、マンション等の集合住宅を嫌う人もいれば、カギ1つで気軽に留守にできる気楽さを求める人など…、人それぞれ、求める住まいが違ってくるのは仕方のないことです。

それには、いろいろな事情や、考え方があります。

集合住宅といえば、日本の鉄筋コンクリートのアパートメント(日本では、なぜか,マンションと呼ぶ)の、はしりとして、東京の原宿・表参道沿いにある「同潤会アパート」が有名でした。

その歴史は古く、昭和2年(1927年)に集合住宅10棟、138戸の賃貸住宅を供給したことから始まっています。

そして、時代の流れと共に、終戦後には居住者は敷地を東京都にゆだね、建物の買い受けを東京都へ申請することとなり、これを取得したことにより、いわゆる借地権付分譲マンションの誕生と言うことになったのです。

この同潤会(青山)アパートも、2003年に解体され、跡地には2006年複合施設の表参道ヒルズが建てられています。

 国土交通省のマンション総合調査では、1980年当時には、マンションを一戸建て購入前のステップとし、いずれは移転するつもりであるという人が6割を占めていましたが、1999年には、永住するつもりという人が4割弱を占め、はじめて移転するつもりであると答えた人を上回る結果となりました。


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最近のマンションは、超高層化され、オートロックは常識、室内においても最新の設備が備え付けられ、見た目においても格好いいライフスタイルを思い描く人達が買い急いでいるような気がしてなりません。

 「住めば都」とは言いますが、実際に高層マンションで生活している人達からの指摘もあります。

 @空気は汚い。網戸は真っ黒。

 A強風でベランダに出ると危ないし、建物が揺れてミシミシ音が出る。

 B地震の揺れが収まるのに時間がかかる。

 C流産の確率が高い。
   2階::6.9%   6-9階::18.8%  10階以上:38.9%

 D帝王切開などの異常分娩。
   1-2階::19.1%  10階以上:30.8%

 E子供のアレルギー疾患や肺活量の減少、体温低下等の症状。

 F50才代女性の高血圧、頭痛、耳鳴りが高層居住者ほど多い 

 G同じマンションなのに所得格差が大きい。
  最高層は、2〜10億円、2階は、2〜3・4千万円等、

様々な意見があることもあるようです。

コンクリートの住居の場合は、マウスと私達人間は同じではありませんが、コンクリートと木製飼育箱の『子ネズミの生存率』の実験データによると、木製が住みよいようですね。

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 あるいは、高層までいかなくとも、公団マンションのように5階以上の建物であっても、エレベータのないマンションもあるのです。

若く、元気なときは何とも思わないことも、年をとり、又、病気になったときには、普段気にもとめなかったことが苦痛になってくるものです。

私の知り合いの友人が、千葉県舞浜というと、東京ディズニーランドがあるところの,高層マンションに住んでいて、東日本大地震後の話ですが、あの地震の起きた直後に、私も浦安から自宅に来るまで帰る途中でしたが、液状化がひどく、乗用車が、噴出した砂に半分ぐらい埋まっている光景も目にしました。

高層マンションの高層階に住んでいた方ですが、その後は、何日もエレーベーターや飲料水、トイレ、買い物などでは大変苦労したと事で、歳を取ったら、緊急時の階段の上り下りも大変で、普段は景色は最高ですが、自然災害が多く、地震大国なので低層のマンションか戸建てかと悩んでいるとのことです。

また、低層で、エレベーターの無い5階に住んでいた、自然素材で内装リフォームをされた方で、ご夫婦とも高齢になられ、ご主人が大病をされ、病院へ通うのに、その都度、1階までおりるのみ大変苦労をなされたと、その後、退院されて、ご自宅でなくなられて、棺の部屋からの搬出、また、5階から1階への搬出にも大変苦労をなされたとの話をされていました。

 又、マンションに長く住むには、私達が想像している以上にお金がかかります。

マンションには必ず管理費なるものがありますが、その間理の目的は、安全、快適はもちろん、その上、いかに資産価値を維持するかという3つの大きなポイントがあります。

例えば、築25年、200戸のマンションに30年間住むと、どれくらいの費用がかかるのかを考えてみました。

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このマンションの場合、修繕・大規模修繕に約7億1千万円必要と言うことになります。

そして、管理費修繕積立、駐車代等 を含め、快適に住み続けるためには、一戸当り1500万円以上 が必要になり、マンションの条件によって異なりますが、50、60年と住んでいくと、購入金額の二倍もの費用が必要になることも考えられるのです。

いくら老朽化するとは言え、普通、一般の戸建て住宅において考えられる修繕、あるいは維持にかかる金額をはるかに超えていることは言うまでもないでしょう。

 老朽化と言えば、「建替え」の場合、分譲マンションでは多くの所有者がいるわけですから、それだけ戸建てにはない複雑な問題が発生します。

先にもお話ししたように、中にはあまりにも所得格差があるために話合いがスムーズにいかず、又、どこからが老朽化と言えるのかといった判断も個々によって違うわけですから、時間も労力もかかるわけです。

 同潤会アパートが建て替えられたのは、築後77年目にしてようやく建替えられたように、長い時間が掛かります。

このように、入居者間の意見・権利関係などの調整に時間が掛かったのがいい例です。

 又、所得層の高い人は、簡単に他へ移ることも可能ですが、年寄りや年金暮らしの人は簡単に離れることもできず、空き家が増え、管理組合が機能しなくなった時、ホームレスや浮浪者のたまり場となり、スラム化して廃墟と化すマンションが増える恐れがあると言うことを頭に入れておいた方が良さそうです。

*2003.11.24・日経アーキテクチャー・廃墟と化したマンション

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■考えよう!自分たちの「終の棲家」を…。 

人間は昔から、大地と共に地に足をつけて暮らしてきたものです。

そして、そこから前へ進んできました。

私達には使うことのできる資源がたくさんあります。

高く…、広く…、ばかりを求めないで下さい。

日本は、少子高齢化が進み、人口減少。

空き家、空き敷地が増えています。

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*総住宅数・空き家数及び空き家率の推移 総務省統計局・統計データ

空き家は、約820万戸もあるのです。

ユーズドハウスの減築、改装、リフォーム、修繕等、あるいは、建て替えと、考えようによっては、街のインフラも整っているし、煩わしいなどといわずに、コミュニケーションをとって、楽しく、庭に球根などを植えて、カラフルな花を咲かせて、終の棲家を楽しんでみては如何ですか。!!

私ごとですが、小さな家ですが、ミヤザキ杉の内装板材としっくいに囲まれ、庭には、チューリップをはじめいろいろな花が咲き乱れて、道を通る人の心と目を楽しんでもらっています。

自分自身の足をしっかりと大地におろし、根を生やし、やがては大きな実となることを信じて…、自分だけの終の棲家を造り上げて下さい。

草むしりを苦と思わず、庭をもてた喜びと感じることができたら幸せですね。 


*マンションに関するブログ

マンションリフォーム術!国産木材と自然素材で癒やし健康空間に!その1
http://ameblo.jp/suzuki-naturaldesign/entry-12241967321.html

なぜ、内装の塗料に、自然塗料・ナチュラルペイントを使うのか。
http://ameblo.jp/suzuki-naturaldesign/entry-12265314225.html

”あなたの住まい、有害物質で汚染されていませんか?パート-01”
http://ameblo.jp/suzuki-naturaldesign/entry-12237321060.html

リフォームでコンクリートマンションが森のような健康空間に。!!
http://ameblo.jp/suzuki-naturaldesign/entry-12071104070.html

マンションリフォーム時には、ガス給湯器能力や引込電源容量に制限があります。
http://ameblo.jp/suzuki-naturaldesign/entry-12070452830.html

私たちは、なぜ、ビニル壁紙を使わないのか!・その3
http://ameblo.jp/suzuki-naturaldesign/entry-11993639453.html

私たちは、なぜ、ビニル壁紙を使わないのか!・その2
http://ameblo.jp/suzuki-naturaldesign/entry-11990569045.html

私たちは、なぜ、ビニル壁紙を使わないのか!・その1
http://ameblo.jp/suzuki-naturaldesign/entry-11731748509.html

マンションの一室に、木製家具 〜国産桧無垢材〜 
http://ameblo.jp/suzuki-naturaldesign/entry-11430478826.html

マンション介護改修工事!
http://ameblo.jp/suzuki-naturaldesign/entry-11331420701.html

自然素材マンションリフォーム引き渡し完了しました!
http://ameblo.jp/suzuki-naturaldesign/entry-11310836202.html

マンションリフォーム始まりました!
http://ameblo.jp/suzuki-naturaldesign/entry-11299741218.html

賃貸アパート・マンションを建てて、相続税を安くする方法ご存じですか?
http://ameblo.jp/suzuki-naturaldesign/entry-11151393036.html



参考・参照資料
・2003.11・日経アーキテクチャー
・総務省統計局・統計データ
・1986.8 静岡新聞



株式会社スズキ建築設計事務所
取締役相談役 鈴木 明
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